悩まないで!湾曲ペニス・屈曲ペニス・ペロニー病の情報まとめ

ペロニー病とは

ペロニー病は陰茎の皮膚の下に硬いしこりができる疾患で、「陰茎硬化症」という病名で呼ばれることもあります。30代以降の男性にかかりやすい病気で、しこりは無害で特に痛みもないため良性とみなされています。

ただしこりができるということ、そして勃起するとペニスが曲がってしまうという症状が出ることから、発症した男性がコンプレックスを抱え、男としての自信を喪失したり女性との関係に悪影響を及ぼしたりという状態になることがあります。男性にとってとても怖く厄介な病気なのです。

ペロニー病の症状や特徴、診断・治療方法まで、気になる事柄を解説しています。

ペロニー病の特徴と具体的な症状

「若いときは真っ直ぐ勃起していたのに、最近何だか曲がってきた…」

そんな「ペニスの後天的湾曲」の原因は、ペロニー病(陰茎硬化症)が原因となっている場合が多いようです。

ペロニー病
症状
  • 陰茎海綿体を包む白膜という組織に、硬いしこりができる。
  • しこりの形態は「すじ状」や「板状」など、さまざま。
  • 勃起時のペニスがしこりのある方向に曲がる。
  • 勃起時に痛みを伴ったり、充分な勃起の妨げになったり、性交の障害に。
  • 発症前よりも、陰茎が短くなる。
特徴
  • 30~70代に発症するのが一般的。
  • 原因は特定されていないが、糖尿病や通風、海綿体炎との関連が疑われている。

すべては「白膜に出来たしこり」が原因となっているのですが、このしこり自体は良性で、ペニスを湾曲させる以外の悪影響はありません。

★ペロニー病に関する知っ得知識/陰茎がんの疑いは?★

「陰茎がん」の場合も、初期症状として「陰茎のしこり」を発症することがあります。
ペロニー病との区別が難しい場合は、組織検査が行われることになります。

陰茎がんは発症頻度の低いがんですが、コンジローマなど性感染症との関連が疑われています。
罹患歴がある人は、しこりができたらすぐにクリニックで診療を受けてください。

ペニスのしこりはがんの疑いも?

性感染症の中には、違和感やかゆみなどの自覚症状があるものから、性器カンジタやB型肝炎などのように自覚症状を感じないものがあります。 近年、日本においても性感染者の数が増えている結構にあります。それは、多くの人が性感染症に対して、無関心であったり無知であったりとそれらが原因だとも言えるのです。 そのため、性感染症の症状を知りきちんと予防することが大切になってくるわけです。

ここでは、性器にできたしこりや腫瘍など男性の性感染症と考えられる症状について考えていきます。

陰茎がんは男性の悪性腫瘍のなかで0.5%未満とまれ

陰茎がんとは、男性の性器である陰茎に発症する極めて稀ながんです。
国立がん研究センターの情報によると、陰茎がんを発症した場合の死亡率は、人口10万人あたり0.1程度になっています。
一定期間の間に、どれだけの健康障害(疾病者)が発生したかを示す罹患率を見た場合、年齢別に見ると60歳から80歳が高くなっています。特に65歳から70歳にかけてが ピークだというデータが出ています。さらに、罹患率で 国際比較をした場合では、 欧米に比べて日本は低い傾向にあります。

陰茎がんの原因

世界的に陰茎がんの発症状況を見てみると、新生児期に包皮の切除を行う習慣がある地域(民族)では、陰茎がんの発生率が低いというデータがあります。このことから、陰茎がんは、包皮炎や包茎さらには性器の不衛生などが原因で発症するのではないかと考えられています。
また、陰茎がんの男性を持つ女性の場合、子宮頸がんのリスクが高くなっているというデータもあります。そのため、尖圭コンジローマの原因であるヒトパピローマウイルスの感染も原因のひとつだと考えられているわけです。
さらに、尖圭コンジローマや梅毒といった性感染症や、性的パートナーが多いことなども陰茎がんのリスク原因とも言えるようです。

その他にも、乾癬(かんせん)患者の治療である光化学療法の紫外線によって、陰茎がんのリスクが高くなっている可能性も指摘されています。
さらにさらに、陰茎がんと喫煙との関係を見てみると、発症リスクにも違いがあるのが分かりました。非喫煙者に比べ喫煙者の方が、2.8倍〜4.5倍と陰茎がんを発症するリスクが高いということです。

陰茎がんの症状

陰茎がんの症状は、痛みをほとんど伴わないことが特徴です。がんは、陰茎の皮膚から発生し、その進行に伴い尿道や陰茎海綿体へと広がり、排尿をすることが困難になることもあります。
また、がんが大きくなることで、そのがんが崩れて出血を伴ったり潰瘍(かいよう)ができたりすることもあります。
さらに、陰茎がんは、大腿部の付け根にある鼠径部のリンパに移転しやすく、それが進行することで鼠径部のリンパ節が硬くなりしこりとなります。このしこりが、さらに大きくなることでリンパの流れが悪くなり足のむくみが表れてくることもあるのです。

これらのことから陰茎がんは、以下の4つのステージに分類されています。

1期
がんの発症が、陰茎の皮膚または陰茎部のみに表れている。

2期
がんが、亀頭部だけではなく広がりを見せている 。(転移はない)

3期
大腿部の付け根にある鼠径部のリンパ節にも転移がみられる。

4期
鼠径部だけではなく骨盤内にあるリンパ節にも転移し、さらには他の臓器にも、がんの転移が見られる。

陰茎がんの治療法

陰茎部分切断術

陰茎がんにおいて手術を行うことができるのは、ステージ1期〜3期までです。
陰茎部分切断術では、陰茎の先端付近に発症したガン(腫瘍)を陰茎の途中で切断して 治療する方法です。この切断術は、腫瘍が2㎝以内である場合のみに適用可能になります。そのため、切断を行う際は、腫瘍より最低2cmは離して切断を行うため、陰茎は短くなってしまいます。しかし、手術前と同じように立位(立ってから)での排尿は行なうことは可能となります。
また、立位において排尿を行うためには、2.5cmから3cmの陰茎の長さが必要とされます。手術によりこの長さを確保することが難しく、より快適な排尿を確保するためには、会陰部(えいんぶ・・・陰ろうと肛門との間)への尿道形成や、陰茎部の全摘出を考える必要があります。そのような状態になってくると立位での排尿は難しくなり、座位(座ってから)の排尿が必要となってきます。

陰茎全切断術

陰茎がんの症状のところでもお伝えしましたが、がんが進行していくことで尿道や陰茎海綿体といわれる部分に転移していき、排尿が困難になってきます。さらに、がんが大きくなると表面が炎症を起こし、 潰瘍(かいよう)ができたり出血を伴ったりします。
このような状態になると陰茎の部分だけではなく、陰茎の内部まで転移しており、部分切断では対応できなくなってしまいます。そのため、陰茎の根元部分から切断することが必要になってくるわけです。陰茎を全摘出になった場合、 新しい尿道は会陰部(えいんぶ・・・陰ろうと肛門との間)に作られることになります。

また、陰茎がんは、大腿部の付け根部分にある鼠径部(そけいぶ・・・股関節の前方)のリンパ節に転移しやすいため、進行していくと硬いしこりが出来てきます。この状態になると、鼠径部のリンパ節を摘出しなくてはいけません。(リンパ節郭清・・・りんぱせつかくせい)
手術後にリンパの流れが悪くなることで、足のむくみが表れることがあります。

気になるのであれば一刻も早く病院へ

陰茎がんの原因としては、冒頭でもお伝えしたように包茎や包皮の不衛生があげられます。そのため、陰茎はいつも清潔にしておくことが大切です。
それから、 陰茎に「おでき」のようなものや「潰瘍」を見つけた場合には、そのまま放置することなく、すぐに専門医の診断を受けるようにしましょう。陰茎がんは、場所的にも発見が遅れるところなのでがんが進行してしまう危険があるからです。
いつもと違う不快感や、 痛み痒みがあった場合には注意が必要です。

中年男性のペニスを襲う「ペロニー病」とは

ペロニー病の別名

ペロニー病は、「陰茎形成性硬結症」「海綿体硬化症」などの名称で呼ばれることがあります。どちらもペロニー病と全く同じ病気で、病院や書籍などによってはこれらの名称が使われることも少なくありません。まれに「パイロニー病」「ペイロニー病」という文字を見ることもありますが、これは誤りです。

ペロニー病の合併症

ペロニー病にかかると、勃起時に陰茎に強い痛みが現れることがあります。これは初期のみに現れる合併症ですが、この痛みによって性交ができなくなる恐れがあります。

また合併症とは異なりますが、ペロニー病は手の小指や薬指の腱が引きつったり手の平や足の裏が短縮したりするデュプイトラン拘縮という病気を持っていると発症しやすいということが判明しています。ちなみにこのデュプイトラン拘縮は、いまだハッキリとした原因は分かっていません。ただ糖尿病や痛風を抱えている人、高齢の男性などに多く見られることから、これらの病気や加齢と関係しているのでは、と考えられています。

診断方法

ペロニー病は、しこりやペニスの湾曲を早くから自覚して診療を受けた場合、治療がスムーズに進むことが多くなっています。異状を感じたら、すぐ泌尿器科やメンズクリニックなどの門戸を叩くようにして下さい。

医師による診療では、まず発症時期や過去の外傷の有無、また勃起時の硬度などについて質問があります。

その後、陰茎の湾曲度について説明する必要があります。その場でペニスを勃起させるのは難しく、また恥ずかしさも伴いますので、事前にスマートフォンなどで写真を撮影し、医師に提示すると良いでしょう。

最期に、触診で「しこり」を確認することとなります。症状や医師の経験によっては「ペロニー病」と即断できる場合もありますが、超音波検査やMRIなどを伴うこともあると考えておきましょう。

治療方法

診療を受けるのが早かった場合「しこりによるペニス湾曲が進行している最中」ということもあるようです。

その際はまず、手術を行わず「保存療法」が採用されます。具体的には内服薬の処方や、ステロイドなどの局所注射を行うことになるのです。これらを1年程度続けても、湾曲の改善効果が見られなかった場合は、外科手術を行うことになります。

ペロニー病の手術では、湾曲方向と反対側の白膜を切除し、縫い縮める「プリケーション法」か、しこりを切除したうえで真皮や静脈を移植する「移植法」が採用されます。いずれも2時間程度を要する手術で、数日程度の入院も伴います。

ペロニー病の治療は、湾曲が進むほど難易度も高まります。自覚症状がある場合は、早めにクリニックで診療を受けるようにして下さい。

ぺロニー病を治すには

ペロニー病がやっかいなのは、進行性の病気であること。風邪や骨折のように自然治癒するようなものではなく、放っておけば放っておくだけ症状は進行・悪化してしまいます。

「しこりっぽいものがあるけど少し様子をみよう」「まだ痛みもたいしたことないし、もうちょっと痛みが強くなったら」と、様子見・放置の時間はペロニー病を進行させてしまうだけで、百害あって一利なし。

症状が悪化し、大きく曲がってしまった自分のペニスを見ることは、想像を絶する衝撃をうけます。まともにセックスやオナニーもできず、男としての自信もなくしてしまう…。「あのときすぐに病院へ行けばよかった」と後悔することになりかねないでしょう。

つまり、ペロニー病は、気づいた時点で治療をうけることが最善の策なのです。

しかし、ペロニー病の疑いを持った時点でしかるべき医療機関でしかるべき治療をうければ、決して絶望するような病気ではありません。

Aさんの場合

たとえば、ペロニー病を克服したAさんは、ペニスが徐々に右側へ曲がりはじめていることに気づき、病院で診察をうけました。

ふだんの生活に影響はないものの、あきらかに進行している湾曲を何とかしたかったのですが、はじめに行った病院では保存療法のみしか対応できません。そのため、症状の進行を止められても湾曲を元に戻すことはできないという壁に突きあたりました。

そこで外科手術で湾曲を元に戻せる病院を探し、そこで手術をうけることに。手術時間はわずか40分ほど、麻酔で痛みもなく、無事に元通りのまっすぐなペニスを取り戻したのです。

湾曲が進行し不安になったAさんの体験談

ぺロニー病は早期治療が鉄則

早ければ早いほど軽度の手術で済みますし、元通りになる確率も高くなります。早期発見、早期治療はペロニー病の鉄則だといえるでしょう。

ですが、ペロニー病の治療はどこの医療機関でもできるわけではありません。とくに日本では欧米と比べてペロニー病の研究・医療体制が整っておらず、治療できる病院が限られています。

とくに外科手術で湾曲を治せるところは少ないため、対応可能な病院・クリニックをチェックしておくことは早期治療の重要なファクターだといえるでしょう。

ぺロニー病を治療できるクリニック

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