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自分の陰茎にしこり発見!これって良性?それとも悪性?

悩む男性のイメージ

これまで何の異常もなかったのに急に陰茎にしこりができてしまった場合、何らかの病気にかかってしまった可能性があります。

それが良性のものであれば良いのですが、厄介なことに悪性のものもあるのです。

気になる陰茎のしこりに関することを、原因や種類などに分けて簡単に説明していきます。

そもそも陰茎のしこりとは?

今まで陰茎にしこりができたことのない人にとっては、「あそこにしこりって一体どんな…」と思うかもしれません。そこで、陰茎にできるしこりについて具体的に説明します。

陰茎とは男性器のことを表す言葉ですが、しこりは基本的に皮膚、つまり皮の中にできます。

もし急に皮の中にしこりができてしまった場合は、「陰茎形成性硬結症」という病気にかかっている恐れがあります。

この病気の厄介なところは、ハッキリとした原因が分かっていないところです。

何らかの原因で起こる炎症反応によって発生するのではないか、とは言われていますが、いまだ明確な原因は分かっていません。

また通常時に痛みや違和感を覚えることはなく、勃起時にあらぬ方向に曲がっているのを見て初めて気付く、というケースが多いようです。

原因が不明である分効果的な治療法や予防法は確立されていないというのが現状ですが、それでも超音波治療やステロイド注入、放射線照射などによる治療で回復させることができます。

これらのことから、「しこりができた」と感じたときはすぐに専門機関に見せに行くのが賢明だと言えるでしょう。

しこりにも良性がある

結論から言うと、陰茎にできるしこりの中には良性のものと悪性のもの、両方が存在します。

良性のしこりのほとんどは「粉瘤・多発性粉瘤症」と言われるものです。「陰茎粉瘤」という名称で呼ばれることもあります。

簡単に言うと、これは細胞になる予定だった細胞が溜まってできた、いわば垢のようなものです。そのままにしておいて全く問題ありません。

1つ気を付けておきたいのは、粉瘤・多発性粉瘤症だと思っていたものが悪性のしこりであった場合です。

例えばできたしこりに痛みがない場合や、5cmくらいにまで大きくなった場合などは悪性のしこりである可能性を疑いましょう。

体にしこりが悪性のものであるかどうかを調べるには、以下の判断基準が参考になります。

  • しこりが5cm以上大きい場合
  • しこりが急激に大きくなっていく場合
  • しこりに痛みを感じない場合

上記に挙げた項目に1つでも当てはまるという場合は、自分にできた陰茎のしこりが悪性である可能性があります。

ただあくまで「その可能性が高い」というだけで、必ずしも悪性であるとは言い切れません。

逆に言えば、当てはまらないからと言って良性であるとも言い切れない、ということでもあります。

良性かどうかしっかり判別したいという人や、異性のパートナーからの目が気になるという人は、病院に見せに行くことをおすすめします。

また、陰茎形成性硬結症の発症と共にできるしこりも一応良性に括られていますが、こちらも早い段階で病院に見せに行きましょう。

陰茎のしこりが悪性か良性か見分ける10個のポイント

上記の通り、陰茎にできるしこりには悪性のものと良性のものがあります。

悪性のしこりはいわゆる「がん」であり、良性のしこりは重大な病ではないと判断されるものです。ここでは自分でもチェックできるしこりの見分けポイントをご紹介します。

ポイント1 しこりの硬さ

しこりが悪性か良性かを判断する場合は、直接触ってみるのが良いでしょう。

悪性の場合はしこりが硬いことが多いようですが、硬いというだけでは判断が難しい面もあります。

何故なら、良性であっても石灰化している場合は石のように硬くなるからです。

逆に水が入っているようにぐにゃぐにゃしていたり、グミのような感触だったりするしこりは良性であると判断しても大丈夫かもしれません。

ポイント2 しこりの周辺の状態

しこりが悪性である場合は、境界が曖昧でギザギザしていることが多いです。

それに対して、良性のしこりの場合は境界がはっきりしており、カプセルに入っているような感じのことが多いと言われています。

しこりそのものだけではなく、その周辺の状態もしっかりとチェックしておくことが、がんを早期発見するための第一歩と言えるでしょう。

ポイント3 しこりの大きさは関係ない

がんは時間が経過していくにつれて大きくなっていくもの。

つまり、大きいしこりはがん、小さいものはがんではない…という考えは当てはまらないということです。

小さくても何か異常が見られた場合は、あらゆる病気を想定して動くことが先決です。

ポイント4 進行している場合、痛みがある

陰茎がんは初期症状が出たとしても痛みの無い腫瘤(しゅりゅう)ができる程度であり、発見自体を遅らせてしまう可能性があります。

つまり、組織の欠損や出血などの痛みが伴う症状が出た場合は、がんが進行している状態と言ってよいでしょう。

ポイント5 包茎であること

割礼(包皮切除)を行った場合、陰茎がんはほとんど発症しません。

がんは包皮内の亀頭部にできやすいため、逆に行ってしまえば包茎の方は注意が必要であるという事です。

また包茎の場合はがんの発症が分かりにくく、気づくのが遅れてしまうことも少なくありません。

ポイント6 分泌物がみられることも

がんが進行した場合、出血がみられることもあります。

また、がんの場合は、感染が伴うこともあり、膿や血などの分泌物が出てくることも。

感染している時はがんが進行していることが多いようです。

ポイント7 排尿に異常がみられる

がんが進行すると陰茎の内側(海綿体や尿道)に広がっていき、排尿が難しくなることがあります。

排尿に異常が見られた場合は、結果的にがんでなかったとしてもまずは病院を受診してみることをおすすめします

ポイント8 リンパ節に腫れがみられる

がんが陰茎部だけでなく粗頸部リンパ節に転移することによって、足の付根が腫れてしまう事があります。

この場合は抗生物質を使用して腫れが引くかを確認し、引かなかった場合は切除を行いましょう。

ポイント9 不衛生な環境である

包茎の方に多く見られるのが、包皮内の不衛生な環境です。

包茎の方は恥垢が溜りやすく、慢性的な炎症を起こしてしまいがち。この炎症が刺激となり、陰茎がんを引き起こす原因になると言われているのです。

特に真性包茎の方は常に亀頭が包皮に覆われているため、衛生的な環境を保つためにも保険適応の包茎手術を行なった方が良いでしょう。

ポイント10 年齢にも関わりがある

陰茎がんは60~70代の男性に多く発症するというデータが出ています。

若年層にはほとんど発症が見られないと言われており、一般的には特に60歳頃が好発年齢であると言われているようです。

そのため、60歳を過ぎて陰茎部にしこりを見つけた場合は、病が進行する前に検査を行うことをおすすめします。

がん以外の病気の場合

医師に相談するイメージ

がんとは悪性のしこりのことを指しますが、場合によってはがん以外の病気である可能性もあります。

この項目では、がん以外の病気のしこりの見分け方も記載しておきますので、是非チェックしてみて下さい。

ペロニー病

ペロニー病は陰茎海綿体の中の白膜にしこりができる病気です。

白膜は勃起すると伸びる仕組みになっていますが、しこりの部分は伸び縮みができないため、勃起時に陰茎が曲がり痛みを引き起こすのです。

またペロニー病のしこりは硬く、勃起時にしこりの方向に陰茎が曲がることが特徴だと言われています。

日本人では全年齢で生じる可能性のある病気ですが、発症頻度は3~9%ほどと言われています。

はっきりした原因は不明ですが、外傷、病気、生活習慣が関わっていることが多いようです。

コンジローマ

HPVウィルスの感染によって陰部にイボができてしまう病気です。

根本的な原因は陰部の不衛生な環境にあり、セックスによって感染します。

包茎の場合は発病率が上がるという点は陰茎がんと共通しますので、注意が必要です。

コンジローマの場合は性器や肛門の周辺にたくさんのイボができますが、痛みがありません。また初期はイボ自体も小さいため、発見が遅れがちです。

しかし放っておくと、カリフラワーのように大きくなって痛みを伴いますので、そうなる前に処置を施しましょう。

梅毒

梅毒トリポネーマに感染することで起こる感染症のことを指し、感染源は主にセックスです。

感染後、3週間ほどで性器周辺に痛みのないしこりができ、太もものつけ根のリンパ線が腫れます。

放置し続け末期症状になると、全身にしこりができてしまい、さらに身体中が梅毒に犯され、激しい痛みが生じて死に至ります。

早期発見が鉄則で、感染が分かった際には絶対に性交渉は避けてください。

梅毒は症状のない潜伏期間と症状が現れる顕在期間が交互に現れ、症状が出る度に病状は深刻化します。[注1]

[注1]日本泌尿器科学会雑誌:陰茎癌の臨床―治療の現況について―[pdf]

気になる症状がある場合は、専門医に早期に相談を

日本では現在、陰茎の悪性のしこり、つまり、陰茎がんの発症率は極めて低いですが、がんは早期発見が鉄則ですので、気になる症状がある場合は早いうちに専門医に相談することをお勧めします。

また、悪性でなくても取り上げた通り、深刻な病気であることもありますので、10個のポイントにあてはならい場合でも、気になる症状がある場合はまずは医師に相談しましょう。

子供にできるしこりと大人にできるしこり

男性の陰茎にできるしこりには、子供にできやすいタイプと大人にできやすいタイプの2つに分けることができます。

子供にできやすいしこりは、恥垢、つまり垢によってできたものです。

一見腫瘍のように見えますが、特に治療をする必要はありません。経過観察をするだけで十分対処できます。

大人にできやすいタイプはさらに2つの種類に分けることができ、1つは吹き出物ができるタイプ、そしてもう1つは、海綿体を包んでいる膜が硬くなるタイプとなっています。

吹き出物タイプのしこりができると患部に軽度のかゆみや痛みが伴うようになります。

原因は毛穴から入った雑菌の繁殖によるもので、治療には抗生物質の投与があてられています。

ただ市販薬を使って簡単に治るようなものではないので、こちらも基本的に専門の医療機関に行って診療してもらうのが無難です。

もう1つのほうは陰茎にできるしこりの中でも一番厄介なタイプで、しこりが大きくなると同時に勃起時に鋭い痛みが現れるようになります。

陰茎形成性硬結症という病気によるしこりです。この病気にかかると、ペニスが曲がり湾曲ペニス(屈曲ペニス)が形成されてしまいます。

だから早期の段階で投薬治療を施す必要があります。そこで効果が得られない場合、もしくは痛みや湾曲などが生じている場合は、担当医により手術治療を勧められるでしょう。

このように、陰茎にできるしこりにはいくつかの種類があります。総じて言えることは、早い段階で専門機関に相談に行くに越したことはないということです。

早期発見・早期治療を意識すれば、大事にならずに済むでしょう。

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