悩まないで!湾曲ペニス・屈曲ペニス・ペロニー病の情報まとめ

薬物療法

このページでは、ペロニー病の治療に用いられる薬について調べています。

ペロニー病の治療に用いられる薬

薬物療法

中年以降に勃起ペニスの湾曲を自覚し、専門医の診療を受けたところ「ペロニー病」と診断された場合には、まず薬の内服を始めます。

【ペロニー病治療に用いられる薬の代表例】

  • トラニスト
    抗アレルギー薬で、抗炎症作用が高い。また、結合組織(しこり)の増生を抑制。
  • ビタミンE
    脂溶性で傷の治癒を助け、瘢痕化を軽減するのに役立つ。
  • コルヒチン
    結合組織(しこり)形成に重要なコラーゲンの産生抑制・分解に役立つ。
  • 非ステロイド系消炎鎮痛軟膏
    痛みを伴う場合、症状の改善に役立つ。

また、上記の服薬と並行して、局所注射が行われることも、多くなっています。

【ペロニー病治療の局所注射に用いられる薬の代表例】

  • ステロイド
  • コラーゲン分解酵素
  • インターフェロン
  • カルシウム拮抗薬

※すべてしこりの縮小や、痛み・勃起障害などの改善に役立たせるために使用。

これらの保存的な治療は、半年~1年程度の時間をかけ、継続的に行われていくことになります。

【知っ得知識】アメリカで認可されたペニス湾曲薬剤

ペロニー病のしこりに対し、局所注射の薬物はさまざまに検討されていますが、
決定打となるものは出ていません。
しかし近年FDA(アメリカ食品医薬局)が、
「コラゲネーゼ」という薬品をペロニー病の注射治療に認可しました。
コラゲネーゼには繊維成分を溶かす働きがあり、
ペロニー病の屈曲や痛み改善に役立つという試験結果が出ているそうです。
日本での治療にはまだ使用できませんが、近い将来、状況が変わるかもしれません。

まず薬からスタートする理由

ペロニー病の治療と聞くと、まず外科手術をイメージする人がいるかもしれません。ではなぜ、薬物を使用した保存療法からスタートするのでしょうか?

【ペロニー病に対する保存療法の役割】

  1. 早期に治療をスタートした場合、保存療法だけでしこりが縮小したり、
    湾曲を最小限に抑えられる場合がある。
  2. しこりが増大し、手術を選択する場合でも、一定期間服薬を行うことで、
    しこりをある程度縮小できる場合が多い。

服薬だけで治癒できれば、とてもラッキーですよね。

またペロニー病の手術には、高い技術が要求されます。まず薬でしこりを縮小させることで、手術の際にかかる、医師の負担を軽減させられるのです。

ぺロニー病薬物療法のメリット・デメリット

メリット

メリットの一つは、陰茎にメスを通さなくてもいいこと。薬物療法では投薬をメインに治療を進めていくので、外科手術のように刃物を陰茎に通す必要はありません。

次に、まとまった時間をとらないことも薬物療法の良い所。外科手術による治療を行う場合は、手術前の下準備と術後の経過観察のために数日の入院を必要とします。

しかし、薬物療法なら通院して軽い診察と投薬を受け、家で服用するための処方箋をもらうだけでOK。そのため、多忙な方でも安心して治療に専念することができます。

デメリット

しかし、薬物療法の場合でも決して避けては通れない恐怖・痛みが待ち受けています。薬物療法でメインとなる処置は、薬の処方と注射。

そして、この注射を刺す場所は、何を隠そう局部なのです。メスではなくとも、細長い針を性器に突き刺す恐怖や痛みは、やはり耐え難いものがあります。

また、症状が進行するに従って、次第に薬物療法による治療では効果が得られにくくなる傾向にあるようです。

しかし、アメリカでは既に出来上がってしまっているプラークを注射のみで完治まで導いた薬剤も存在しているので、その薬剤が日本で認可が下りた際には、この限りではありません。[注1]

[注1]帝京大学医学部泌尿器科 アンドロロジー診療:ペロニー病の原因・診断・治療

進行が軽度なら薬物療法がおすすめ

現在の日本の医療現場では、一定以上進行してしまったペロニー病は薬物投与による完治が難しい状況にあります。しかし、軽度の方であれば薬物投与だけで完治した事例が数多く存在しているのも事実。

医師に相談した時の病状の進行状況に応じて、薬物療法か外科手術をするか選択するのが最もベターであると言えるでしょう。

ペロニー病を薬物療法で完治させた人の体験談

ペロニー病と診断されたときはショックでした。今まで大病と縁がなかったこともあり、手術は避けたい気持ちが強かったです。さらにペニスを施術するのは単純に怖く、眠れない日もありました。私の主治医はまずサプリメントやステロイド注射を用いた薬物療法で様子をみましょうといってくれたので、それに従うことにしました。治ってほしいと神に祈る気持ちでいたところ少しずつ効果がみられ、1年半程度で完治となりました。(40代)

私の場合はしこりが大きかったこと、そして勃起したときに鈍い痛みが走ることから手術をすすめられました。しかし、場所が場所だけにまずは薬物療法で様子を見て、そのあとに手術する方法もあると聞き、迷わずそちらを選びました。局所にステロイド注射をするのは何度しても恐怖心がありましたが、手術を回避するならばと気合いを入れて乗り越えました。あとはビタミンやカルシウム拮抗薬を服用し、期間は約2年間かかりましたが薬物療法のみで完治しています。(40代)

私の担当医から、まず薬物療法を試してからの手術と段階を踏まえた提案をいただきました。手術の方が確実だとは理解しつつも、やはり局所ですからできれば薬で治療したいといった気持ちから受け入れました。治療は主に薬を飲むこと、そして局所への注射です。通院は月に数回、土曜日に予約したので仕事に支障は出ませんでした。副作用的なものも感じません。少しずつ回復へと向かい、だいたい2年くらいで完治といわれ、今のところ再発の様子もありません。(50代)

ペロニー病の診断を受けてから1年ほどで治療のための通院が終わりました。薬はビタミンE・トラニラスト・コルヒチンあたりが処方されていたと思います。治療で一番辛かったのはペニスへの注射です。慣れるまでは恐怖でした。個人差はあると思いますが、私は想像していたよりも痛みは少なかったです。でもやはりペニスに注射されている事実は抵抗がありました。私の場合は手術も覚悟したものの、薬物療法のみで治っています。(40代)

薬物療法はこんな方にオススメ

ペロニー病で外科的手術が必要になるケースはいくつかあります。

具体的に挙げると「初期の痛みがある程度終息している」「疼くような痛みが辛い」「症状が変わらず半年が経過している」「ペニスの歪曲によってセックスが困難な状況」「ペロニー病が関連したEDも同時に発症している」といった症状がある際、手術が推奨されています。

逆にいうと、上記に当てはまらない症状の際は、薬物療法での完治も見込めるということです。

薬物療法の場合、何といっても手術でのリスクが伴わないのが大きなメリットです。ペロニー病の手術の場合、よくある後遺症が陰茎の短縮。以前と見た目が変わってしまい男性としての自信を失ったり、パートナーとのセックスに支障が出たりといったトラブルが発生するかもしれません。

その他にも亀頭部の感覚が鈍くなる、傷跡の痛みや疼きなどが考えられます。薬物療法はそれらのリスクを最小限に抑えたい方にオススメです。

そして仕事が忙しいなど時間がない方にもオススメ。手術の場合は日帰りもしくは数日の入院で可能なのですが、その後にダウンタイムがあったり、日を指定された経過観察があったり、スケジュールに余裕のない方は時間を取るのが難しいでしょう。

男性器を手術したとは周囲に言い出しづらく、通院のために都合をつけるのも難しいかもしれません。薬物療法の場合は担当医やペロニー症の進行具合にもよりますが、月2~3回程度の通院となります。内容も内診と注射、薬の処方と時間はかからないのが一般的です。

そのため、忙しい方も少しの通院時間で治療が可能ですし、出張が多い方もうまくスケジュールを組んで両立できるでしょう。

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